テレビ・新聞でよく聞く「日経平均株価」とは?

新聞を読んでいる男性のフィギュア

日経平均株価とは

日経平均株価は、日本株式市場における代表的な株価指標です。日本経済新聞社によって作成されており、「日経平均」や「日経225」と省略して呼ばれる事もあります。なお、国外のメディアでは「Nikkei 225」の呼び名で取り上げられる事が多いです。東京証券取引所第一部(以下東証一部)に上場する約2000銘柄の株式のうち、よく値動きの起こる225銘柄を元に作成される数値であり、東証一部が開いている間(平日の9:00~11:30、12:30~15:00(年末年始除く))は、リアルタイムで更新されます。また、日経平均株価に採用されている銘柄は、大手ファンド(投資信託)によって盛んに取引・運用されているため、日経平均株価に採用された銘柄はその直後から株価が高騰し、逆に除外された銘柄は株価が下落する傾向にあります。

日経平均株価は、東証株価指数(TOPIX)と並んで広く利用されており、日本国内・国外においてもっとも知名度の高い日本の株価指標です。そのため、いち民間企業が作成している経済指標でありながら、日本政府や総務省が発表する、経済統計などの資料としてもよく用いられています。

日経平均株価はどうやって作成されるか

株価チャートのイメージ

日経平均株価に採用されている銘柄は、すべてトヨタやソニーなど日本を代表する企業であり、この225銘柄は一年に一回、見直しが行われています。見直しが行われる際の基準は非常に単純で、経営に勢いがあり日本を代表するに相応しいと判断された企業が新たに225銘柄に組み込まれ、逆に業績悪化などで企業の勢いに陰りが見られた場合は除外されるのです。最近では、DeNA(2015年)や楽天(2016年)といったIT企業が225銘柄に新たに選出されたり、シャープ(2016年)といった昔から影響力の大きな企業が除外されたりして話題になりました。

日経平均株価はこれら225銘柄の株価を全て足した後、除数という特殊な数値で割る事によって算出されています。以前は採用される銘柄数の「225」が除数として用いられていましたが、銘柄の入れ替えを行うと、その前後で数値の連続性が保たれないという問題がありました。そのため、現在では225に特殊な修正が加えられた変動制の除数が用いられており、数値の連続性に問題が発生しにくくなっています。

日経平均株価は日本の景気のバロメーター

日経平均株価はテレビや新聞などのメディアにおいて、日本の景気と合わせて取り上げられる事が非常に多いです。なぜなら、日経平均株価は日本を代表する大企業225社の株価指標であり、それら企業の業績変化は、結果的に日本の景気を左右することになるためです。実際、日経平均株価が上がると日本の他の経済指標も合わせて上がる傾向にあり、反対に下がると他の経済指標も下がる傾向があります。言い換えると、日経平均株価は「日本の景気のバロメーター」とも言えるのです。

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